
AI時代に生き残る、という考え方自体が時代おくれなんだよね
この泰蔵さんの文章はぜひ読んでほしい。
すごく共感するし、僕たちが「生きる」上でだいじなことがかいてある。
去年出版してから、
人工知能時代を生き残るためのスキルは?
というような取材をたくさん受けたが、
その度に編集部やインタビュアーに返していたのが、
「生き残る」という考え方自体が、
もう時代おくれだっていうこと、そういうことをメディアが言うから、不安ばかりが募って、大事なことが伝わらなくなるんだとおもうんです
ということだった。
真意がうまく伝えられなくてもごもごしたんだけど、
この泰蔵さんの文章は痛快にそのことを示してくれた。
ああ、本当にこのことをメディアがわかってくれたら、
そして僕たちがその手のメディアを買わなくなったら、
世界は少しずつ変わっていくよね。
「サバイバル」「勝ち組負け組」「つぶしが利くやり方」「失敗しない◯◯選び」「◯歳までに習得しいないと手遅れ」みたいな表現で不安を煽るクソメディアやクソ書籍、クソ事業者みたいなクソ野郎たちに影響されないようにしよう。僕はこのことにすごく意識的で、そういう表現をとるものを読んだり見たりして分析しているが、ひとつも良かったと思ったことはなかった。
メディアがこのような表現を好んでとるのは、私達がそういう雑誌や書籍を手にするからだ。つまり、撲滅するべきは、私達の中に巣食うこの「強迫観念」をこそなのだ。自分がそう思うのは自由だが、せめて、他人にはそういうことは言わないようにしよう。不安は感染しやすいのだから。不安をものともしない面の皮の厚さを、多くの人はあんまり持ち合わせていないのだから。