
餅投げという風習は、なんてすてきなんだろう
東京を卒業して10年たち、
今住んでいる愛知県の田舎に居を移してから6年目になります。
この地に住んで、「何もない」ってことがどれだけ価値のあることかを感じている毎日の中で、田んぼの中にたたずむシラサギとか、むせるような初夏の草いきれのにおいとか、そんなことに心がほわーっとなっています。
先日は、保育園のパパ友達が新築祝いで餅投げをするということで、子供たちを連れて参加してきました。
餅投げって、東京では一度も体験したことがなかったんだけど、
こちらに来てからもう何度か出会っている。
いわゆる「建前」というやつだよね。
お餅やらお菓子やら、時たま小銭やらが投げられる田舎の風習。
こち亀で両さんが、小銭を一生懸命集めていたのを思い出す。
まだ骨組みだけの新居の梁から、施主が盛大に投げる。
それを、子供たちだけでなく大のオトナがわらになって拾い上げる。
さぞかしいい眺めなんだろうなあ(笑)
「拾え 愚民どもよ」
とか言いたくなるのでしょうか(笑)
我が家は在来工法ではなくパネル工法だったこともあり、(関係ないか?)餅投げできなかったから、とってもうらやましい。
餅投げ上級者の、サーフィン友達のきょうじは、
なんとグローブを持ってきていた。
施主がまるで軟球のように投げる ブドウパンのストレートを
「バッチコーイ!」
とキャッチしていた。
楽しいね餅投げ。
我が家の子供たちもたくさんの戦利品を持ち帰っておりました。
田舎暮らしの日常(もっと田舎の人からしたら、「まだまだ!」と言われるかもしれないけど)をつづっていきたいと思います。