フェスを主催する側になって見えてくること

フェスを主催する側になって見えてくること

最近、フェスがつまらないと思う自分がいる
そしてそういう声を聴く

グリーンルームが人が多すぎて落ち着かないとか、森道も人入れ過ぎでBirdとの距離感が遠くなって、あれはBird自身も去年の方がよかったと思ってるんじゃないかとか、Charaだってあれだけ人が入ってたら声を張りすぎなきゃいけなくってCharaらしさが出ないんじゃないかとか、森道は橋の下にくらべてかわいいこが少ないとか、
まあ僕も含めて、いろんな人がいろんなことを言う

フェスは産業化しちゃったら、つまり金儲けに走ったら、よさが失われるとか、
そういうことを参加者は言う。
ぼくも含めて。

でも、主催する側は、なんとかこの場が今後も続くように、出演者やスタッフにちゃんとした対価が支払えるように、なんとか収支をよくしようとすれば、そりゃあお客さんをたくさん入れようと思う

主催する側になるとみる視点が変わる

コマーシャリズムに傾いていくフェスが増えれば、
地域に手作り感のあるフェスが生まれる

それはいい循環であって

参加する側が、主催する側に回れば、それはとてもいい文化の醸成である

で、主催する側に回ると見えてくるのは、

お客さんがお金を落としてくれなきゃ、疲弊する

という冷静な事実

投げ銭、つまり入場無料というのは、無料だということではなく、主催者側の自分たちは中抜きしない(マージン取らない)から、だから出演者やスタッフに、あなたが直接払ってくださいということなんだよね

橋の下でもそうだったわけだけど、2000縁の手ぬぐいを買うってのは、チケットの代わりだったのに、そういうことをわからずにただ乗りする人たちが増えれば、主催者はもう俺たちの役割は終わりと思う

そして文化がひとつ絶えていく

それは絶えるのではなく、誰かが引き継ぐともいえるのだけど、

文化をつなぐのは、つなぐ主催者だけじゃなく、支援する人たちがいてこそなんだよね

チケット代をもらうのは、 C(参加者)toB(主催者)toC(出演者)というお金の流れにしているということで、Bが責任を持つよ、ということ。
投げ銭形式はCtoCなんです。
だから、投げ銭は出さなきゃいけない、本質的に。

あまった小銭を出すんじゃなくって、
もしこれがチケットならばいくら出すだろうかとおもって出してほしい。

こういう話すると、NYとかロンドンでは、街中にミュージシャンやアーティストがあふれてるとかそういう話になるんだけど、やっぱりそれは払ってくれる人がいるから成り立つわけで

だから何が言いたかったかっていうと

・「またイベントやってね!」って軽々しく言うな!やるのは大変なんだぞ
・ドリンク飲んでるんだから、投げ銭は出さなくていいだろ、は違うぞ!銭じゃなく札を投げ入れろ。それが心意気だぞと
・また来るね、じゃなくって、ぜにっこだぞ
・という本音をすべて言わずにやるのが粋だぞ、つまりおれは野暮だぞ

ということです。

雨かもしれないけど、今回のライブペインティング&DJ&ライブは、まちがいなくいい感じの日になるから、「次また企画してねー」と言わずに、一度来てみてほしい、

っていうストレートなことを言わないのがHazuforniaスタイルなはずで、達朗はそういうこと言わないからかっこいい笑
おれはそういうこといっちゃうから不粋なんだけど、
もともとフェスとか行く人間じゃなかったし、アートなんて自分に関係ないって思っていた人間だったから、こういう心意気あふれる人たちに、ちゃんと価値が価値として流れていく社会になっていってほしいなというのは、ピュアな気持ちで思うんだよね

地域活性ってはやってるけど、活性しなきゃいけないってことは、半端なくアクセスが悪いとか、人口が流出しているとか、ハンディがあるからこそ活性って言葉が出るわけで、
Hazuforniaの活動やってみて思うんだけど、そもそも30分に1本しかない電車の沿線で、最寄り駅から徒歩15分~20分ってそりゃ人は来ないでしょ、とおもうわけですよ
テレビで取材されたって言ったって、遠かったらやっぱ人は来ない
ふつうにかんがえて

一時的にきたとしても、それが継続するってすごくむずかしくって

芸能人がこんにちはーってくるってことと、継続的にリピーターを生み出すってことは、もう全然違う話

日本全国がおなじこと考えているわけで、ソトコト的に言えば移住じゃなくって交流人口増やそうってことなんだけれども、だからこそイベント打って人を集めて、魅力知ってもらって、つながりを生んでっていう地道な活動しかない

そういう地道な活動している人が、ちゃんと対価をもらってこそ、継続していく
その仕組みを作らないと、地域活性しているとは言えない

Hazuforniaも20代の子たちをもっと巻き込まなきゃいけないし、若手と言われているけどメンバーみんな30代以上になってるし、次につなげるのはどうするのよ、っていう人口減少下の地方の課題にバシバシ向き合ってると僕自身は感じてる。

愛知こどもの国はすごくいいところなんだけど、運営するNPO法人が高齢化しちゃったら、そりゃもうこどもの国じゃいられなくなる
でも働く若手にちゃんとした対価が落ちないと、やりがい搾取になっちゃって、人は続かないじゃんね

こういう葛藤がそこら中にあって、どうしたらいいのかっておもうなかで、
キャッシュレスでチップがバンバン払える仕組みを作りたいと思うんです

タイでGrab使うと、ドライバーと走る前に値段交渉するわけですが、スイスイ渋滞抜けて走ったら、まじありがとってことで、降りた後にGrabで支払うときに、スマホ上でチップを載せられるんです

メルカリでモノを売ると、そのお金って、LinePayやPaypayの銀行チャージと違って、自分のお金って感じがしなくって、あぶく銭感がはんぱなくって、もうこのお金、どうせなかったものだし、寄付しちゃおうかなっていう気持ちになるんですよ

デジタル使う中で感じる、人間の身体感覚の変化

だからフェスとかはどんどんキャッシュレスになって、
もうあぶく銭を全部なくす江戸っ子感があふれるかんじになってほしい

お金は天下の回りモノだっていうことを
老若男女関係なく、そうなるかんじ

お金での対価を払うんじゃなかったら、スタッフになればいいし

キャッシュレス決済ってそういう文化を作るきっかけになるんじゃないかなとおもっていたけど、森道でキャッシュレスの店舗なんてほとんどなかった

世界はなかなか変わらない

でも、変えるのは目の前の世界から

いつだって、そういうものだというおもうけど、
6月16日のHazuforniaBeachHouseはPaypayは使えるのかしら笑

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