西粟倉村で考える、人間社会の未来

西粟倉村で考える、人間社会の未来

西粟倉村へ行ってきた。

東京で毎週月曜日の夜に参加している
TheWave湯川塾に西粟倉村をまぜまぜしている牧大介さんが講師で登壇されたのが5月。

牧さんのインタビュー
その日の懇親会で、「これは聞いただけじゃもったいない。みんなで体感しに行こう」という話になり、
湯川塾のメンバー15名で西粟倉村へ1泊2日の旅。

 

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いつもの湯川塾のメンバー 気持ちいい時間

 

廃校になった小学校。今やベンチャー企業のシェアオフィス。ピンクの壁がかわいい

廃校になった小学校。今やベンチャー企業のシェアオフィス。ピンクの壁がかわいい

働きごこちよさそうなオフィス

働きごこちよさそうなオフィス

 

帽子やさんが8月10日にopen こどもにおみやげで買いました

帽子やさんが8月10日にopen こどもにおみやげで買いました

 

西粟倉村は、2004年の平成の大合併時に合併せずに1000名そこらの人口のまま独立する道を選んだ村。
「100年の森構想」を掲げ、人が自然と共存し、過疎化高齢化する村の未来を、
ローカルベンチャーを興す若者・よそ者たちが作り出していく挑戦を続けている村。
移住先としても注目されていて、2015年はと1500人の村で移住してきた人が63人いたとのこと。
しかもその移住は、まったく縁のないIターンのひとたち。どうしてこんなことが起こっているのか。

 

牧さん曰く、
「じぶんの意識の中で一番大事にしていることは、田舎で起業していく人をどうやって増やしていけるかということ。僕は面白いことがまだまだ一杯できると思っている。そんなに儲かるビジネスがあるかというと微妙なんですけれども、本当に儲からないけど、やりがいがある仕事というのは、AI(人工知能)にとって代わられない可能性の高い仕事が田舎にはたくさん、たくさん、あるのではないか」

「地域というのは問題解決能力が高い人間をどんどん都市に供給し続けた。ということが影響しているかもしれないが、割と解決しようと思えば解決できる問題が放置されたままで、とてもたくさんあるのです。だからやれば面白いよね。ということが本当にたくさんある。そこに眠っている可能性とその人の可能性がうまく結びついたら、その人なりの何かをそこから生み出していけることがたくさんあるのではないかと思う。僕自身はもともと森林とか生き物が専門だったので、田舎が好きでこう言う仕事をしているのですが、まだまだやれることがあるのではないか。田舎でビジネスなんかないよ、経済も縮んでいって雇用なんかないよ、過疎化・高齢化が進むしかないよ、と多くの人が言われるが、いやいやそんなことないよ。まだまだこんな宝があるよ、ということをいろいろな人と探していることが楽しいからこの仕事をしているのかなと思う。」

 

僕たちが西粟倉村を面白いと思ったのは
「循環型社会」をつくりだしていること。

廃校になった体育館を使って、うなぎの養殖場にする。これがたとえばの循環。

体育館を活用したウナギの養殖場

体育館を活用したウナギの養殖場

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学校のプールを活用したナマズ養殖場

 

「体育館は養殖には最適ですね。かなりの強度に耐えられる、人が飛んだり跳ねたりする場所なんで、床を抜かしてあって空間があるので、全部配管が簡単にできる上に、こういう水槽は大体1平方メートルの高さにするのですが、1平方メートルあたり1トンくらいの負荷なのですが、体育館は20トンくらいまで耐えられるように設計されている。」(牧さん)

村の95%は山林。林業が衰退する中、いかに山林を間伐し、
健康な森を100年先の次代に残していくかに知恵を絞るのも循環という考え方。

たとえば、間伐で出た木くずを燃料にして、温泉を沸かす。

「結構、養殖には熱が必要になる。うなぎなら30度くらいキープするので、循環型といっても、そこそこの熱量がいるので電気であれば電気代がかかるし、灯油であれば灯油代がかかるのですが、うちは製材工場を持っているので、木屑はただのように溢れている。村の中で大体、役場中心で見て10分以内で殆どの家にたどり着けるくらいの小さな村なので、物を運搬するコストが非常に安く済む。本当に手の届く範囲であらゆるものがある。(牧さん)」

外から燃料を持ってくるのではなく、ゴミを活用できないか。
製材工場とうなぎの養殖場がせっかく近くにあるのに、でもお互いにコラボレーションできていないことなんて、もったいない。
近くにあるお互いが、助け合う循環型の社会。

「小さく狭い中に多様性をもたせて、関係性の密度を地域の中でどんどん上げていく、そういう経済の作り方が西粟倉村では進んでいて、多様性と関係性の密度を上げていくことが全体的なコストを下げていく。あるところで出るゴミがあるところで資源になる。養殖場で出る廃液を養殖で汚れた水を木屑と混ぜると堆肥化できるとか、またこれは農業とか土壌改良チームが専門で入って、どうそれを連携していこうか、と考えている。(牧さん)」

この発想。

ここにある何かと、別の何かを、まぜまぜして、何か新しいことはできないか?
ゴミとして廃棄するのではなく、何か別の形に仕えないか?
買ってくるのではなく、いまあるものを活用できないか。

このまぜたり、逆転させたりと言う発想はまさにクリエイティブシンキングそのもので、
この考え方をいろいろな地方で行えば、地域創生は「知恵」の仕事になる。
人工知能時代における、人間の知恵の仕事の未来がここにあるのではないか?

いま僕は、自分が経営するもう一つの会社、株式会社WABISABIで、
地元のハズフォルニアを活性化しようとしている。

西粟倉村での気付き、学びを活かしていきたいと心から感じた。

 

日本唯一のオオスズメ蜂の

蜂獲り師・罠猟師の話も面白かった。女王蜂のさなぎおいしかった。

あつたやのHP

蜂獲り師・罠猟師

蜂獲り師・罠猟師

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西粟倉村の心温かい人たちによる、心温かいもてなしの数々

じねんじょ

じねんじょ

はちのこ

はちのこ

あゆといのしし

あゆといのしし

 

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ゲストハウス あわくら温泉元湯

目の前は川

目の前は川

 

 

 

そして、原生林

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森を感じ、人間を感じた1泊2日でした。

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