
島にいくと、見えてくるもの
平日なんだけど、子供の保育園の付き添いで、佐久島に行ってきました。
子供が通っている保育園は、
年長になると、2泊3日で島に泊まりに行くことになっていて、
親たちが付き添いでかわるがわる日帰りで島に渡っていきます。
僕は初日の付き添いで、父さん2名でいきました。
佐久島っていうのは、愛知県の離島の一つで、
一色港からフェリーで20分(820円)でたどりつける、お手軽な非日常です。
2010年くらいからアートの島という島おこしがはじまり、
おひるねハウスとかが割と有名で、若い女の子がふたりできたりしていて、ちょっといい感じです。
2泊ということでこどもたちは着替えが9セット(笑)
疎開か!!
というくらい、大きな荷物でふらふらと宿に向かいます。
宿に荷物を置き、さっそく海へ。
浮島までおよいだあと、みんなジャンプ。
力が抜けている子はきれーにジャンプします。
きれいにジャンプする子は、ジャンプの時に「笑顔」です。
笑顔になると、力が抜けます。
力が抜けると美しいフォームです。
子供を見ていると、いろんなことに気付きます。
海を上がり、お昼ご飯。
「お父さんたちは、ここでお役御免でいいですよ!」
というサプライズ。
なにー!ほんと???
遊び人の父親2名は、お弁当をもって海の家へそそくさと移動。
平貝の刺身、大あさりと 缶ビールを注文して、海を満喫(笑)
いやーたのしいですな。
その後こどもたちを宿に連れていき、子供たちは昼寝・・・
さあ、どうやって遊んでやろうか?
大人の時間の始まりです。
宿が無料で貸してくれるボロボロの自転車にまたがり島めぐり。
気持ちはスタンドバイミー。
少年の夏休み。
自転車にまたがるおやじふたりは、少年の顔に。
地図を見てはしってきたら、自転車じゃいけないハイキングコースに迷い込み、
必死な顔で山道を登り、登りきったところで自転車を走らせる。
つかの間の下り坂。
ゆずがBGMに流れていく感じ、父ちゃんふたりだけど!
おひるねハウスで、たたずむ仲間の父ちゃんは、まるでみうらじゅん。
力抜けてるわー、さすがだわー
女子旅二人組に写真をとってもらい、
自分たちが父親であったことを思い出し笑、
宿に戻っていくと子供たちが昼寝明けで海に行くスタンバイ。
「父ちゃんどこいってたのー!」
「探検だよー」
子供たちを遊ばせようと、
宿のシーカヤック、これもまた無料!
すごい魚増(うおます)!
(1泊大人3500円 夕朝食+2500円)
シーカヤックに子どもたちを2人ずつ乗せ、波にドンブラコ。
全員載った後にパシャリ。
こういうときは笑顔じゃない子供たち(笑)
ベトナム沖で遭難した少年少女か!
海でもうすこし遊んで、18時20分の最終フェリーで、陸に帰る。
待合所で仕事。どこでもPCを広げて。
実は2年前に佐久島に付き添いできたときも同じポーズで仕事。
フェリーが港につくと、キャベツとかエノキがはいったビニール袋を手に持つお父さんの姿。
そう、この船は生活を支えるインフラ。
島にはスーパーはない。
島の西にある観光案内所弁天ハウス、島のおかあさん「みっちゃん」が言うには、
島の小学生は10名、中学生も10名。
佐久島いいところだから、もっと移住者が出てくるといいね。
サーフィンができたらもっと移住が増えるかもなあ。
そんなことをおもっていると、フェリーは陸地に到着。
車を走らせ、
今日はなんだかまっすぐうちにかえりたくないし、
生ビールがのみたくて仕方ないから、
蒲郡のとり朝へ。
レバ刺しとキモ刺しで、昼間貯まった仕事をちょっと片づけて、
今日の島の思い出を振り返る。
名古屋からなんだかんだで2時間で到着する非日常。
佐久島で、リトリート研修をやってみたいなと思った1日でした。
また真っ黒になっています。